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eGFR 計算ツール|日本人GFR推算式

年齢・性別・血清クレアチニンから、日本人のeGFR(推算糸球体濾過量)を計算します。

結果はmL/min/1.73m²で表示し、CKDのG分類を読むときの目安を示します。単回の値だけで診断や治療を決めないでください。

eGFR 計算

初期値は例として入力済みです。検査票の単位を確認してから変更してください。

入力値
歳
18〜120歳。成人向けの計算です。
年齢は18〜120の整数で入力してください。
性別
mg/dL
0.10〜20.00mg/dL。検査票と同じ単位を使います。
血清クレアチニンは0.10〜20.00mg/dLで入力してください。

計算結果

例の入力
推算糸球体濾過量(eGFR)
80.6
mL/min/1.73m²
G分類の目安 G2:軽度低下

この例ではeGFRは60〜89の範囲です。3か月以上の持続性や尿所見を含めて評価します。

単位:eGFRは体表面積で標準化された値です。薬剤によってはCCrや個別eGFRを確認します。

eGFRとは?

eGFRは、血清クレアチニン、年齢、性別などから腎臓の濾過機能を推算した値です。健康診断や外来の検査結果で広く使われ、慢性腎臓病(CKD)のG分類や腎機能の経過を読む手がかりになります。数字が高いほど濾過機能が保たれている方向、低いほど低下している方向を示しますが、eGFRだけで病名を確定する指標ではありません。

クレアチニンは筋肉量、年齢、性別、食事、運動、脱水などの影響を受けます。そのため、同じ血清Crでも年齢や性別によってeGFRは変わります。結果を読むときは、検査施設の基準、過去の値、尿蛋白・尿アルブミン、血圧、糖尿病などを一緒に確認します。

重要:eGFRが低い、または前回から急に変化した場合は、自己判断で薬を止めたり水分・塩分を極端に変えたりせず、検査を受けた医療機関へ相談してください。

日本人のeGFR 計算式

男性:eGFR = 194 × Cr−1.094 × 年齢−0.287

女性:男性の式 × 0.739

Crは血清クレアチニン(mg/dL)、結果の単位はmL/min/1.73m²です。

例として50歳・血清Cr 0.80mg/dLの男性を計算すると、eGFRは約80.6mL/min/1.73m²になります。同じ年齢と血清Crの女性では、女性係数0.739により約59.5mL/min/1.73m²です。これは入力例の計算結果であり、個人の診断を表すものではありません。

入力する血清Crがµmol/Lなど別の単位で示されている場合は、mg/dLへ換算する方法を医療者または検査施設に確認してください。単位を取り違えると結果が大きく変わります。

eGFR計算の手順と入力例

  1. 検査票で血清クレアチニンの数値と単位を確認します。
  2. 年齢と性別を選び、血清クレアチニンをmg/dLで入力します。
  3. 「計算する」を押し、eGFR、単位、G分類の目安を確認します。
  4. 前回値、尿検査、血圧、服薬状況と合わせて医療者へ相談します。
入力例:50歳、血清Cr 0.80mg/dL
性別eGFRの例G分類の目安読み方
男性約80.6G2eGFRだけでCKDを確定せず、持続性と尿所見を確認
女性約59.5G3aの境界付近丸める前の値、過去の推移、検査施設の情報を確認

eGFR基準値とCKD G分類

一般的なG分類は、eGFRの範囲を腎機能低下の程度として整理したものです。G1・G2は尿蛋白などの腎障害所見がなければCKDとは限らず、G3a以降でも検査結果全体と経過で判断します。

eGFRによるG分類の目安
分類eGFR表現確認の方向
G190以上正常または高値尿所見など腎障害の有無
G260〜89軽度低下持続性、年齢、尿所見、リスク因子
G3a45〜59軽度〜中等度低下再検、尿蛋白、薬剤、血圧など
G3b30〜44中等度〜高度低下専門医相談や薬剤評価の要否
G415〜29高度低下合併症、治療計画、薬剤の調整
G515未満高度低下透析を含む治療計画を医療者と確認

分類の境界付近では、eGFRの小数点以下、検査誤差、脱水や急性疾患の影響を含めて判断します。1回の結果を見て「正常」「腎不全」と断定しないことが大切です。

eGFRの結果を時系列で読む方法

eGFR 計算の結果を記録するときは、数値だけでなく採血日と入力条件も残します。前回と同じ式・単位・性別条件で比べると、検査値の変化を確認しやすくなります。入力条件が違う結果を単純に並べると、腎機能の変化ではなく計算条件の差を見てしまうことがあります。

1. 検査条件を確認

採血日、血清Crの単位、年齢、性別、検査施設を記録します。別の単位や転記ミスがないかを先に確認します。

2. 前回値と比較

前回との差だけで結論を出さず、数回分の推移を見ます。脱水、発熱、激しい運動、食事、服薬などの出来事も併記します。

3. 尿所見と合わせる

尿蛋白・尿アルブミン、血圧、糖尿病、むくみ、尿量などを合わせ、必要なら医療者に再検や追加評価を相談します。

eGFR結果を記録する簡易フォーマット
記録欄記入例確認の目的
検査日・eGFR2026年9月12日・80.6数値の経時変化を追う
入力値50歳・男性・Cr 0.80mg/dL同じ条件で再計算できるようにする
関連所見尿蛋白、血圧、体調、服薬一時的な変動や腎障害所見を区別する

低筋肉量の高齢者、アスリート、極端な体格、栄養状態が大きく異なる人では、血清Crを使うeGFRが実際の濾過機能とずれることがあります。その場合はシスタチンC、個別eGFR、尿所見などを含めた評価が必要になることがあるため、数値を自己解釈せず検査を受けた医療機関へ確認してください。

eGFRの数値を読み替えるときのポイント

eGFRが60〜89の範囲でも、尿蛋白や尿アルブミンなどの腎障害所見があれば、数値だけで「問題がない」とは判断できません。一方、eGFRが一時的に低下していても、脱水や発熱などで血清Crが変動している可能性があります。検査結果を見たら、数値、単位、採血日、体調、服薬、尿検査の結果を一緒に整理し、次に確認すべき項目を医療者へ相談してください。

医療者へ相談するときは、検査票の原本にある基準範囲、過去のeGFR・血清Cr、尿検査、現在の薬剤を手元に置くと説明がスムーズです。計算ツールの表示値は診療録の検査結果を置き換えるものではありません。

eGFRとCCrの違い・薬剤評価

項目eGFRCCr
単位mL/min/1.73m²mL/min
主な入力年齢・性別・血清Cr年齢・性別・体重・血清Cr
主な用途CKD評価・G分類薬剤の腎機能基準になることがある
注意点標準化値。体格が大きく異なる場合は個別値を検討体重の種類と薬剤ごとの条件を確認

薬剤の添付文書がCrClまたはCCrを指定している場合は、体重を含むCCr計算を確認します。標準化eGFRと個別eGFRの違いを整理したい場合はeGFR・CCr換算を参照してください。低筋肉量や高齢者では、シスタチンCなど別の指標を補助的に検討することがあります。

eGFR計算の限界と再確認の目安

入力値はブラウザ内で計算し、サーバーへ送信しません。共有端末では入力後に画面を閉じ、検査結果そのものを掲示板やSNSへ貼り付けないようにしてください。

eGFR 計算のよくある質問

年齢、性別、血清クレアチニン値です。血清Crはmg/dLで入力し、検査票に記載された単位が異なる場合は換算方法を確認してください。

体表面積を1.73m²にそろえた標準化値です。体格が平均から大きく外れる場合、薬剤評価では標準化を外した個別eGFRが必要になることがあります。

eGFRの単回値だけでは確定できません。3か月以上続いているか、尿蛋白・尿アルブミンなど腎障害の所見があるかを含めて医療者が判断します。

薬剤の添付文書の基準を優先します。CrCl・CCr指定なら体重を使うCCrを、eGFR指定ならeGFRまたは個別eGFRを確認します。薬剤名だけで一律に判断しません。

検査日、脱水・発熱・運動、服薬、尿量やむくみなどを整理し、検査を受けた医療機関へ相談します。数値だけを理由に服薬を変更しないでください。