腎機能測定ツール|eGFR・CCr・シスタチンCをまとめてチェック

年齢・性別・身長・体重・血清クレアチニンから、CKD評価と薬物投与量設定に必要な腎機能指標を一画面で確認できます。

標準化eGFR 個別eGFR Cockcroft-Gault CCr 任意のeGFRcys

腎機能チェック入力

18〜120歳で入力してください。
mg/dL
0.1〜20 mg/dLで入力してください。
cm
120〜220 cmで入力してください。
kg
20〜250 kgで入力してください。
mg/L
筋肉量の影響が気になる場合に入力します。

標準化eGFR

-

mL/min/1.73m2

-

個別eGFR

-

mL/min

BSA - m²

CCr / CrCl

-

mL/min

薬物投与量用

eGFRcys

任意

mL/min/1.73m2

未入力

総合コメント

入力値から腎機能指標を計算します。

腎機能測定ツールの使い方

入力する検査値

  1. 年齢、性別、身長、体重を入力します。
  2. 血清クレアチニン値をmg/dLで入力します。
  3. シスタチンC値がある場合だけ任意欄に入力します。
  4. 計算結果から、CKD分類、薬物投与量設定、体格補正の観点を分けて確認します。

結果の見方

標準化eGFRはCKDのG区分を確認する値です。個別eGFRは体表面積を戻したmL/minの値で、体格が大きい・小さい患者で実際の濾過量を考えるときに役立ちます。CCrはCockcroft-Gault式による推算値で、多くの腎排泄型薬剤の投与量調整に使われます。

eGFRcysは、クレアチニンが筋肉量に左右されやすい患者で参考になります。ただし甲状腺機能異常、ステロイド使用、炎症や悪性腫瘍などで乖離することがあるため、単独で判断しないでください。

入力例と判定例

ケース 入力例 確認するポイント 臨床での使い分け
標準体格の成人 50歳男性、170cm、70kg、Cr 1.0 eGFRとCCrが大きく乖離しにくい CKD評価はeGFR、薬剤調整はCCrを中心に確認
高齢・低体重 85歳女性、148cm、38kg、Cr 0.8、CysC 1.5 Cr値が低くても腎機能が保たれているとは限らない eGFRcys、CCr、尿所見を合わせて過大評価を避ける
肥満患者 45歳男性、172cm、110kg、Cr 1.2 実体重CCrが高めに出る可能性 個別eGFR、理想体重での検討、TDMの有無を確認
急性変動中 Crが数日で0.9から2.0へ上昇 推算式は定常状態を前提にする 尿量、経時変化、薬剤歴、AKI評価を優先

どの腎機能指標を使うべきか

CKDの診断・病期分類

標準化eGFR(mL/min/1.73m²)を使います。G1からG5の区分は、尿蛋白・アルブミン尿、原疾患、経時変化と組み合わせて重症度を判断します。

CKDステージを見る

薬物投与量設定

添付文書がCrClまたはCCrで投与量を示す薬剤では、Cockcroft-Gault式によるCCrを優先して確認します。体格が極端な場合は、実体重だけで判断しないことが重要です。

CCr計算を詳しく見る

筋肉量の影響が大きい場合

サルコペニア、寝たきり、切断、筋肉量が多いアスリートなどでは、クレアチニン由来の指標が実態とずれることがあります。シスタチンCを含めて総合判断します。

シスタチンC評価へ

注意点・限界

計算結果は診断そのものではありません

この腎機能チェックツールは、医療従事者が検査値を整理するための参考計算です。診断、薬剤の最終投与量、治療方針は、患者背景、尿蛋白・UACR、電解質、尿量、画像所見、経時変化を含めて判断してください。

eGFR計算

血清クレアチニンからCKD評価用のeGFRを計算します。

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CCr計算

Cockcroft-Gault式で薬物投与量設定に使うCCrを確認します。

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eGFR・CCr換算

標準化eGFRを個別eGFRへ換算し、CCrとの違いを確認します。

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UACR計算

尿アルブミン/クレアチニン比から腎障害リスクを確認します。

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よくある質問

このページは複数の腎機能指標を同時に比較するための総合チェックツールです。個別の計算式や詳細な解説を確認したい場合は、eGFR計算CCr計算シスタチンC評価を使い分けてください。

標準化eGFRに体表面積を掛け、1.73で割ってmL/minへ換算しています。体表面積はDu Bois式で推算します。体格が標準から大きく外れる場合、標準化eGFRだけでなく個別eGFRも確認すると、実際の濾過量を考えやすくなります。

いいえ。結果は投与量確認の出発点です。薬剤ごとの添付文書、腎排泄率、治療域、感染症や脱水などの急性要因、TDMの可否を合わせて判断してください。特にハイリスク薬では、最新の検査値と腎機能の変動幅を確認することが重要です。

CKDの重症度評価では、GFR区分だけでなく蛋白尿・アルブミン尿の区分が重要です。随時尿の結果がある場合は、UPCR計算UACR計算も合わせて確認してください。

参考文献・公式資料