腎機能測定ツール|eGFR・CCr・シスタチンCをまとめてチェック
年齢・性別・身長・体重・血清クレアチニンから、CKD評価と薬物投与量設定に必要な腎機能指標を一画面で確認できます。
腎機能チェック入力
標準化eGFR
mL/min/1.73m2
-個別eGFR
mL/min
BSA - m²CCr / CrCl
mL/min
薬物投与量用eGFRcys
mL/min/1.73m2
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入力値から腎機能指標を計算します。
腎機能測定ツールの使い方
入力する検査値
- 年齢、性別、身長、体重を入力します。
- 血清クレアチニン値をmg/dLで入力します。
- シスタチンC値がある場合だけ任意欄に入力します。
- 計算結果から、CKD分類、薬物投与量設定、体格補正の観点を分けて確認します。
結果の見方
標準化eGFRはCKDのG区分を確認する値です。個別eGFRは体表面積を戻したmL/minの値で、体格が大きい・小さい患者で実際の濾過量を考えるときに役立ちます。CCrはCockcroft-Gault式による推算値で、多くの腎排泄型薬剤の投与量調整に使われます。
eGFRcysは、クレアチニンが筋肉量に左右されやすい患者で参考になります。ただし甲状腺機能異常、ステロイド使用、炎症や悪性腫瘍などで乖離することがあるため、単独で判断しないでください。
入力例と判定例
| ケース | 入力例 | 確認するポイント | 臨床での使い分け |
|---|---|---|---|
| 標準体格の成人 | 50歳男性、170cm、70kg、Cr 1.0 | eGFRとCCrが大きく乖離しにくい | CKD評価はeGFR、薬剤調整はCCrを中心に確認 |
| 高齢・低体重 | 85歳女性、148cm、38kg、Cr 0.8、CysC 1.5 | Cr値が低くても腎機能が保たれているとは限らない | eGFRcys、CCr、尿所見を合わせて過大評価を避ける |
| 肥満患者 | 45歳男性、172cm、110kg、Cr 1.2 | 実体重CCrが高めに出る可能性 | 個別eGFR、理想体重での検討、TDMの有無を確認 |
| 急性変動中 | Crが数日で0.9から2.0へ上昇 | 推算式は定常状態を前提にする | 尿量、経時変化、薬剤歴、AKI評価を優先 |
どの腎機能指標を使うべきか
薬物投与量設定
添付文書がCrClまたはCCrで投与量を示す薬剤では、Cockcroft-Gault式によるCCrを優先して確認します。体格が極端な場合は、実体重だけで判断しないことが重要です。
CCr計算を詳しく見る注意点・限界
計算結果は診断そのものではありません
この腎機能チェックツールは、医療従事者が検査値を整理するための参考計算です。診断、薬剤の最終投与量、治療方針は、患者背景、尿蛋白・UACR、電解質、尿量、画像所見、経時変化を含めて判断してください。
- 18歳未満、妊娠中、急性腎障害、腎機能が急変している状況では推算式の適用に注意が必要です。
- CCrは実測値ではなくCockcroft-Gault式の推算値です。必要に応じて24時間蓄尿による実測CCrを検討します。
- 標準化eGFRと個別eGFRは単位が異なります。mL/min/1.73m²とmL/minを混同しないでください。
- シスタチンCは筋肉量の影響を受けにくい一方、甲状腺機能、炎症、ステロイドなどの影響を受けることがあります。
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よくある質問
標準化eGFRに体表面積を掛け、1.73で割ってmL/minへ換算しています。体表面積はDu Bois式で推算します。体格が標準から大きく外れる場合、標準化eGFRだけでなく個別eGFRも確認すると、実際の濾過量を考えやすくなります。
いいえ。結果は投与量確認の出発点です。薬剤ごとの添付文書、腎排泄率、治療域、感染症や脱水などの急性要因、TDMの可否を合わせて判断してください。特にハイリスク薬では、最新の検査値と腎機能の変動幅を確認することが重要です。
参考文献・公式資料
- 日本腎臓学会. CKD診療ガイド:日本人のGFR推算式
- 日本腎臓学会. エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023
- Cockcroft DW, Gault MH. Prediction of creatinine clearance from serum creatinine. Nephron. 1976.
- 厚生労働行政推進調査事業. 腎機能測定ツール