小児 eGFR 計算ツール|日本人小児の腎機能評価
2〜18歳の小児について、身長・性別・血清クレアチニンから基準血清CrとeGFRを計算します。成人式では評価しにくい小児CKDの確認に使える、医療従事者向けの補助ツールです。
2〜18歳
基準血清Cr
CKD G区分
小児式
小児 eGFR 入力
小児eGFR
-
mL/min/1.73m2
-基準血清Cr
-
mg/dL
実測/基準 -簡易式
-
2〜11歳の参考
対象確認eGFRcys
任意
mL/min/1.73m2
未入力小児 eGFR 計算ツールの使い方
1年齢を確認
この計算は2〜18歳を対象にしています。2歳未満や成人の評価は別の方法を選びます。
2性別と身長を入力
身長から男児・女児別の基準血清Crを求めます。身長単位はcmです。
3血清Crを入力
酵素法の血清クレアチニン値をmg/dLで入力します。脱水や急性変化がある場合は解釈に注意します。
4結果を総合判断
eGFRだけでなく、尿蛋白、血尿、血圧、成長、既往歴、薬剤を合わせて確認します。
計算式と入力値の意味
| 項目 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 基準血清Cr | 身長Ht(m)から、男児・女児別の5次式で基準値を求めます。 | 身長入力の誤りが結果に直結します。cmとmの取り違えに注意してください。 |
| 小児eGFR | eGFR = 110.2 ×(基準血清Cr / 実測血清Cr)+ 2.93 | 急性腎障害、筋肉量の極端な変化、採血条件の影響がある場合は過信しません。 |
| 簡易式 | 2〜11歳では 0.35 × 身長(cm) / 血清Cr も参考値として示します。 | 12歳以上や性差の評価には5次式を優先してください。 |
| eGFRcys | シスタチンC値がある場合に 104.1 / CysC - 7.80 を参考表示します。 | 測定法、甲状腺機能、ステロイド、炎症などの影響を確認します。 |
入力例と結果の読み方
例として、10歳男児、身長135 cm、血清クレアチニン0.50 mg/dLを入力すると、身長から基準血清Crを求め、その基準値と実測値の比から小児eGFRを算出します。実測血清Crが基準血清Crより高いほど、eGFRは低く表示されます。
結果がG3a以下、または過去値から急に低下している場合は、尿蛋白・血尿・血圧・浮腫・脱水・薬剤歴を含めて医療者へ確認してください。計算値は診断そのものではなく、追加評価の優先度を整理するための補助情報です。
使えない場面・注意したい場面
2歳未満・急性腎障害では慎重に
乳幼児、急性腎障害、腎機能が短期間で変動している状況では、血清クレアチニンを使う推算値だけで判断しません。
薬物投与量は添付文書と施設基準を確認
小児の投与量調整は年齢、体重、腎機能、薬剤特性で変わります。eGFRだけで用量を決めず、処方元情報と専門家判断を優先します。
関連ツール
参考資料
よくある質問
小児は成長により身長、筋肉量、血清クレアチニンの基準値が変わります。そのため成人式ではなく、身長と性別から基準血清Crを求める小児式を使います。
このページでは2〜18歳に限定しています。乳幼児ではGFRの生理的変化が大きく、血清クレアチニンを使う推算値の扱いが難しいため、専門医の評価を優先してください。
シスタチンC値がある場合は参考になりますが、測定法や併存状態の影響もあります。血清CrベースのeGFRと大きく違う場合は、検査条件と臨床背景を確認します。
いいえ。計算値は補助情報です。小児CKDの評価では尿所見、血圧、成長、画像検査、既往歴、経時変化を含めて判断します。